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思い出のローカル線
Memories of railroad travel
文と写真、信沢あつし
CREATE:96/12/12(13:00 00/12/05)
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Create:
01/10/01 03:02
Update:
04/09/14 21:03
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那珂湊で触れた鉄道
茨城交通湊線

線路の脇を平然と歩く。茨城交通、那珂湊駅付近
夜行列車を使ったり、最終と始発列車を利用したり、私の旅は、そんなことをして宿泊費をうかしていた。とにかく津軽まで行きたかったが、やはり選んだのは夜行の急行八甲田だった。両毛線の最終で行っても能はない。八甲田に乗るまでの時間を、茨城交通と日立電鉄でつぶすことにした。
茨城交通や、関東鉄道は身近ではあったが、新しい気動車が多かった。また、各地の廃止になった私鉄から来た車両も多かった。
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茨城交通那珂湊駅に入線する列車
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そんなところが、私の興味の対象外ではあった。そして、勝田から海水浴場のある阿字ヶ浦までは、耐寒耐雪の気動車で、やはり、その姿は納得できないものであった。
阿字ヶ浦で降りると、住宅地を抜け海を見た。ここまで来たのだから「とりあえず見ておこう」である。何もない駅や、周りに建つ新しい住宅に、やはりがっかりして、那珂湊へと戻った。
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那珂湊は、駅も、車庫も、周りの施設も昔の繁栄振りを想像させるところだった。倉庫が並ぶ構内や、木造の車庫は、私をタイムスリップさせてくれた。当時、ジョンレノンのアルバム「ロックン・ロール」がお気に入りだった私は、そのジャケットを連想し、古い倉庫の前で記念写真を撮った。
そんな光景を近くで遊んでいた子供達に見られてしまい少々照れてしまった。照れ隠しに「一緒に写真を撮ろう」というと、彼らも喜びつつも少々照れてカメラに収まった。
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放置されている古そうな台車
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地元のガキ大将たちと倉庫の前で記念撮影
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人のすぐ脇をディーゼルカーが走っていく
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走行写真を撮ろうと駅の周りを歩いていると、線路の脇を歩く人が目に付いた。急カーブが民家の軒をかすめて走るのも好きだが、こんな光景は見たことがなかった。線路脇の路地のようになったところを、列車が来ても平然と歩くその姿は、鉄道が人々に身近な存在である証のように思えた。
駅前も賑やかで、乗降客も多く、私が帰る頃には、夕方の混雑にそなえて、引込み線から二両編成の気動車がホームへ入線してきた。地方私鉄というと閑散とした寂しいものを想像するが、当時はまだまだ地元の足としての本来の役目を果たしていた。
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茨城交通湊線 那珂湊駅
昭和53年10月撮影
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※写真は、時折アップデートしたりしています。
また、日付は、ページの作成日であり、写真撮影日とは異なります。
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